バングラデシュは、世界で最も有望な新興国市場の一つであり、海外投資家も注目する市場として認識し始めています。競争力のある賃金、地理的優位性、安定した政策、為替レート、政治状況、発展するインフラ、巨大な若年労働力など、バングラデシュへの投資機会は広がっています。バングラデシュは、自由化された産業政策と輸出志向、民間部門主導の成長戦略のもと、投資の機会を豊富に提供しています。バングラデシュは、多様な分野に投資する日本の投資家、また国内各地にある経済特区に投資する日本の投資家向けに、特別な優遇措置を提供しています。
5~10年の免税期間と地域による軽減税率
官民パートナーシップ(PPP)の下での特定のプロジェクトにおける所得とキャピタルゲインに対する100%の税金を10年間免除。
ソフトウェア開発、全国電気通信伝送ネットワーク、または情報技術有効サービス(IT Enabled Services)に対する100%の免税。
輸出から得られる所得の50%の免税。
資本機械に対する関税の免除
輸出品の生産に使用される原材料の輸入関税の免除 等
FDIを促進するため、バングラデシュ歳入庁は、外国との二重課税防止に関する協定(DTA)の交渉を進めています。DTAは、それぞれの国の課税権を定義し、税額控除や免税を規定することにより、二重課税の回避を目指す二国間の協定です。
バングラデシュは、日本を含む30カ国以上の主要貿易相手国と二重課税防止に関する協定を結んでおり、特定の分野に従事する海外駐在員は、最長3年間の所得税免除を受けることができます。
また、日本との貿易を加速・促進するための二国間協定を締結しており、補助金割当、関税の対象となる商品や産業のリストなどが挙げられます。
外国から投資した資本は、その全額を本国に送還することが認められます。外国からの投資で発生した利益や配当についても、全額送金が可能です。外国人投資家が配当や内部留保を再投資した場合、それらは新規投資として扱われます。
免税期間の適用対象とならない事業者は、加速償却を受けることができます。ダッカ、ナラヤンガンジ、チッタゴン、クルナの各市、およびこれらの市から半径10マイル以内の地域に設立された工業事業には、機械またはプラント費用の100%に当該措置が適用されます。
外国人投資家は規制を受け得ることなく新規株式公開(IPO)に参加することができます。上場株式から得られるキャピタルゲインは、個人投資家は非課税、会社等は軽減税率が適用されます。
50万米ドル以上の投資、または公認金融機関への100万米ドル以上の送金で市民権を取得することができます(返還不可)。また、75,000米ドル以上の投資で永住権を取得できます(返還不可)。
バングラデシュは、国際的な投資家の信頼と新たな投資資金の流入の両面において、大きな飛躍の時を迎えています。バングラデシュの経済が加速することは、バングラデシュだけでなく、世界の貿易や商業にも利益をもたらすでしょう。
(和訳:弁護士法人One Asia)
World Trade Center, (Suite 4, Level 3) 102-103, Agrabad Commercial Area, Chattogram-4100, Bangladesh
+88 09678 677 688
info@cccijapandesk.com
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